でも・どりーまん

30代後半(blog開始時)の子会社サラリーマンのブログです。日々の思い出から仕事のことまで。なんだかんだで化粧品OEM業に戻ってきたので制度とか業界事情、景気も含めて駄弁ります

化粧品の原料ってどうやって買ってますか?


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化粧品原料の価格上昇えげつないですね

こんにちは!コロナもひと段落ついて安心してましたが、化粧品業界、大変なことになっていますね。特に粗原料の調達ルートがかなり狭まってきています。もっとも顕著なのは値上げ。「50%値上げします!」「70%値上げします」っていうのは割とザラにあります。当然いきなり言われても許容できないので、条件や妥協点、時期を探っていくのですが、まぁ探りようもさせてくれないのが現実です。疎遠になっているような購買窓口からだと、今日から値上げですっていうパターンが通常。(たぶん他の業界なら玄関先で帰れってつまみ出されるレベルの話だと思いますね😁)気が狂っているレベルの営業窓口からだと、実は先月納品した分がすでに対象だったので、請求に反映しますね、なんていう言い方をしてくるところも。流石に、後者は論外なので今後のお付き合いも考えます。某IC社とかそんなレベルだったので、流石に揉めました😁

 

化粧品業界独自の原料調達経路

ざっと愚痴りましたが、この話をするまえに、化粧品製造業界の特殊な原料調達商流をご説明したほうがわかりやすいですね。私も化粧品oemに中途でやってきた人間なのでこの考え方が浸透するまで結構かかりました。基本的に、原料メーカー(日本でのメーカーポジションの代理店)は、直接お客さんと取引をしません。化粧品原料の販売窓口商社(代理店)が1次店 二次店という形で挟まってきて、我々の手元原料に届きます。

 

(※資生堂花王などの一流化粧品メーカーや、日本コルマーや東洋ビューティなどの一流OEM様は別だと思いますが。規模感の大きい代理店さんほど、直接の取引を嫌がる傾向があるように感じております。なので、二次、三次代理店といった方向へ進むのでしょう。私のような小規模なファブレスOEM会社に所属する身分としては、つらい状況ですね。)

 

具体例として、実在する会社様の名前を例えながらを上げると、

メーカー(一丸ファルコス様、BASF様、DSP五協様など)

一次代理店(岩瀬コスファ様、マツモト交商様など)

二次代理店(他複数の化粧品原料代理店様)

三次代理店・・・・・・

購入窓口

 

なので、自社工場を持たない、新興ブランドのオーナーが、自分で、気に入った原料を買って化粧品を作る、化粧品OEMへ支給するといった方法は、適切な購入経路を有していない限り、割高な入手方法です。これがこの業界の商習慣なのでしょう。しかし、より短い経路での入手ができたり、適切な購買経路を有するOEM先に購買窓口を行ってもらうことによりこれらの問題は解決可能です。OEM先の規模感や、原料供給元との関係性によって、この辺の事情はまちまちです。OEM先にする企業を選定するうえで、どの原料会社とのコネクションが強いのかを一度確認することをオススメします。

 

ほんとに信用できる代理店=取引先ですか?

ただし、短い経路で買えることがだけが大事なことではありません。先程の愚痴に戻りますが、価格の改定や供給の情報を適宜連絡してくれるような先かどうかも重要です。その取引先の担当者にも依存する可能性は高いですが、事後連絡の頻度があまりに高いような先は、取引自体の継続を考え直すのもありです。

経験談ですが、二ヶ月に一回程度支給案件で発注しているはちみつ系の原料があり、いつもの取引先へ注文書を入れたのですが、一向に返事がなく、1ヶ月後に実は供給状況が良くないとの返事をもらったことがあります。それだけなら仕方ないのですが、そのタイミングで、この注文分について、+○○○○○円アップした価格で取引させてほしいと言われ、事後にいうなよという気持ちにさせられたことがあります。価格をアップして買ったら、期日の納品まで進めてもらえるのかときくとそうでもないとの回答。今後の取引について、考えよう、となおさら思わされました。なんのために、代理店さんがいるのか意味わからない😁いい勉強になりました。

 

今回の教訓

  1. 原料調達の経路を把握する
  2. 自分の購買窓口はちゃんと情報を共有してくれる会社・人か?
  3. なんのために購買窓口が別の会社なのか、意味を考えてやり取りする

 

 

【読了】変な家


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読み進める事に、怖いけど知りたい欲求が加速する!(ネタバレなし)

  • 読むきっかけ

本屋での販売ランキング上位、映像化がきっかけ。あと、無料で読めるマンガが面白かったという甥っ子の声あり。

 

  • 読書中印象

読書中というか、読書初めだが、ページに対して文字数が少なく、ゆとりのある構成。登場人物の会話で進行するパートが多いため、構成も相まって読みやすい。一昔風に言うなら、ラノベ的な軽さ。

かと言って、情報量が少ないわけでもなく、どんどん密度が増していくので、サスペンス的な楽しみも損なわれずで良い感じ。ふだんあんまり読まない人でも構えることなく読めるはず。

 

  • 読み終わり感想

最後が終わらない、明かされない形で終わるので、個人的にはすきです。話にもよりますが、ハッピーエンドよりもバッド・エンドのほうが好きなタイプなので(笑)ハッピー・エンドは、印象に残らない派です。

雨穴さんの作品を他にも読みたいと思わせてくれた、読んで良かったと思う一冊でした。1時間かからないくらいで読めたので、コーヒー片手に、喫茶店で読んだり、飛行機の待ち時間で読むのにちょうどいい流さ。

 

  • 覚えておきたいこと 

専門的な人から見たときの視点はユニーク、独特。気づく、疑問に思うって大事。

知らない人と合うときは注意

習慣や習わしは、時として、重たい

【ひとり焼肉】格安590円&満足感@宝島

 

人生何事にも偶にの贅沢が必要不可欠だと実感する今日この頃です。ただし、予算も無限にないのが現実。そんなゆとりのない生活で自由を謳歌する。そんな手段がそう、「ひとり焼肉」です。人生二回目のひとり焼肉行ってまりました。

 

厳選したセレクトで選んだのは「宝島」。しかし、40代にも差し掛かり、めっちゃ食べれるおなかで亡くなったのも事実。でも安心。宝島は食べ放題メニューももちろんあるが、定食メニューだけで十分に、中肉中背なおっちゃんの腹を満たせるポテンシャルに満ちた店舗なのだ。今回目を付けたのはランチ。上を見れば限りがないが、下を見れば限りあり。一般メニューがメニュー表の中央を大々的に占めている中、すみっこに書いてあるのがこの「お値打ちランチ」。なんと590円。税抜き。この価格改定がすさまじい中、企業努力の涙と汗がにじみ見える情熱価格。焼肉だけに。

 

もちろん、牛 を選びました。

 

必見のランチメニュー@宝島/焼肉

 

初見できたのですが、ファミレスを改装した焼肉屋という雰囲気の店舗。店員が説明してくれて、コンロに火を入れてくれる親切対応。あと、説明された後の注文はタッチパッド式。

火のつく前の網@宝島



タッチパッド方式@宝島/焼肉

待つこと5分ほど、早々にランチ届きました。

 

写真見てすげー簡素だなっと思った人もいるだろう。しかし、ちょっとの贅沢なら、これぐらいで結構満たされる。肉も辛めの韓国風焼肉になっており、1枚1枚で薄いながらもご飯のおかずにピッタリ。筆者も3杯程度お代わりしてしまった。おかわりのレスポンス届くスピードともに申し分ない。後見えないが、ドリンクバーもついているため、飲み物も忖度せずに楽しめる。死角がない。

お得な590円定食@宝島

この多種多様な調味料。ごはんお代わりがはかどる。

意外と調味料もある@宝島

 

初見で手間取ったのはライスのお替り。やよい軒風に、炊飯器が置いてあるセルフサービス方式だろうと予想し、店内を散策すること5分。まったく炊飯器の気配がない。同好の民だと思われるひとり焼肉らーの挙動を観察すると、タッチパッドで注文するのが正解。安い店=セルフサービスだと思っていたがなんとも裏切られた。

 

あと、決済方法がかなり選べ、楽天PAYなどの電子決済に対応していたのもGOOD。

低予算(1000円以内)で、食べ放題(仮)感覚を味わい、焼肉をするなら、ベストといっても過言ではない。

 

店舗によるのかもしれないが、駐車場も広く、席数も多かった。客層もランチタイムは、若者より、高齢者の方がおおかった印象。安くて満足感があるのが、幅広い年齢層にはまるのかもしれない。食べた後ドリンクバーでゆっくりできるというのも、ほかの焼き肉屋にはない長所な気がする(食べ放題とかいくと、時間と戦いが発生したり、腹いっぱいすぎで余裕なかったりなイメージなので)。そういう意味でも、ちょうどいい具合に落ち着いているのが、今回の宝島であった。めでたし。めでたし

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。